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感想 : 
主観ですが単純に、なるほど、と思いました。
華やかで可愛いジェンダーレス男子のめぐると、ごく普通の社会人のわこ。
普通なら引け目を感じたり、相手を見下したり･･･何かしら亀裂が生まれそうなほど差がある二人の雰囲気ですが、彼らはそれ故にかっちりはまっていて、補い合う関係になれてるタイプのカップルです。
特にいちゃいちゃした雰囲気もなく、彼らの生活を眺めている話ではありますが、普通のラブコメとは一味違う面白さを感じました。
というかラブコメではないですねこれは、それを期待するのは間違いです。
わこはサバサバした気質や女子力は最低限あれば良しといった感覚は少なからず共感できますし、いい意味で飾らないというか、可愛いものへの熱意が完全に他人にしか行っていない偏屈さも含めてキラキラしてる女性だと思います。
対してめぐるはジェンダーレス男子だからこそなのか、わこに対する胸キュンポイントが男性的には若干ズレているのが笑えます。
でもあくまで男性として彼女のわこに対して誠意を持って付き合っているのがわかるので、シンプルに応援したくなりますし安心して読み進められる感じがあります。
そんな些細な部分で面白さを感じさせる話です。
彼らが付き合いだしたきっかけもきちんと描かれていて、個人的にはそこが一番良かった流れです。あまりに二人の雰囲気に差がありすぎて、ただ「運命」と片付けるだけじゃ、めぐるがわこを好きになる要素として説得力が弱いので、本当に良かった。
そして、流れ上肌を重ねるシーンがありますが、朝チュン的なノリで終わっていて、話の趣旨的に濡れ場が重要でない感じを示している感じがしたというか、構成が綺麗で良いと思いました。
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- 感想投稿日 : 2018年12月21日
- 読了日 : 2018年12月21日
- 本棚登録日 : 2018年12月21日
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