蒼島まりもさんの感想・レビュー

不幸中のしあわせ (eyesコミックス)

著者 : エンゾウ

• ホーム社 (2014年12月25日発売)

幸運すぎる男が突然疫病神に取り憑かれてしまったという出だしから始まります…結果的にBL展開になることが決まってるわけなので大体想像つく方もいるかもしれませんが、個人的にはこのお話の何が面白いって二人が結ばれる過程というより周りのキャラの濃さです。
その辺にぽつんといる地蔵が喋る、人間に憑りつく神が担当制、しかもそれを決める神達にとっての上部組織がいる、といったぶっ飛んだ設定が存在し、色々とギャグ要素がありつつ後半はちゃんとBLに落ちつけているので良い意味ではすらっとサクサク読めます。
ただ、前半のノリが好きだったので後半特にラストで一気に恋愛展開になるのは早回し感が否めませんでした。いっそ二人の恋はこれから、的な流れにしてもっと後半もギャグで攻めた方が個人的にはよかったかもと思うので☆３にしました。

感想投稿日 : 2016年1月5日

読了日 : 2016年1月16日

本棚登録日 : 2016年1月3日