1巻はどういう方向か微妙だったが『レディガンナー』というか『アンゲルゼ』か
ファンタジー要素ある(これはなくてもかまわないので主要素でない)異文化交流における正義で悩む若者の成長と青春というあれ
『エミリー』では葛藤と成長が姫という立場に因っていたのに対して
『アオイ』では普通に正義な主人公へ素直に同感移入できないことで読者を上手く苛立たせて青さがはがゆいという見せ方が楽しい
成長しないことによって素直に主人公の大冒険大活躍を楽しめる『レディガンナー』におけるエンタメの楽しさに対する面白い対比である
が『アンゲルゼ』が少女向けであることのくすぐりをそれなりに持っていたのに対すると本作は作者の個性的に苦しげ
続巻が楽しみだが個人的に気に入っているものはどれも売れなさそうで不安である
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年1月9日
- 読了日 : 2010年5月10日
- 本棚登録日 : 2018年10月17日
みんなの感想をみる