この本は、ロバート・キヨサキの本の中で、他の本で伝えてることの要約版の位置づけだと思う。
約180ページと薄いので、短時間でポイントを抑えたい人には向いていると思う。
そのうえで、気になる本でより深い理解を得るのが良いだろう。
(彼の本のいろんな文書を引用しているので)
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■気になる名言
「教育を高くつきすぎると思うなら、無知を試してみるがいい」---ドルフ・デ・ルース博士
「いい負債と悪い負債の違いを知らなければならない」---金持ち父さん
「会計は説明責任に通じる」---金持ち父さん
■今と昔のサラリーマンの対比
<産業時代> ←→ <情報時代>
仕事による安定 ←→ 本当の意味での経済的安定
終身雇用 ←→ フリーエージェント
1つの職業 ←→ 複数の職業
確定給付年金プラン ←→ 確定拠出年金プラン
確実な社会保障 ←→ 不確実な社会保障
年齢は資産 ←→ 年齢は負債(※)
勤続年数に応じた昇給←→ 昇給は負債(※)
※より安い賃金で働く若い従業員を探す雇用者が多い
■情報時代に必要な3つの教育
・学問的教育
・職業的教育
・フィナンシャル教育
■所得の3つのタイプその違いを知ること
・勤労所得
・不労所得(おもには不動産所得)
・ポートフォリオ所得(株式、投資信託などおもに紙の資産)
■よい借金、悪い借金
金持ちは借金の力をうまく利用している。
自分の負債を支払うための資産を見つけ、悪い借金を払うためのいい借金を利用する
(欲しかったポルシェの負債を払うために、新たに不動産を得て、その収入を返済に充てる)
欲しいものを手に入れるためには、費用と同じだけの新たな収入を得るべし
借金には、住宅ローンや自動車ローンなどの「担保型」とクレジットや消費者ローンなどの「無担保型」がある。
悪い借金に最も当てはまるのは無担保型で、最も早く返済すべきである。
■フィナンシャル・リテラシーを高めるために
・学校の勉強が社会で役立つとは限らない、お金のことは学校では学べない
・人生で肝心なのは変化すること
・お金の成績表=会計である。会計の知識を身に着けることが最初の一歩。
・お金の使い方に関する習慣をつけ、しっかり見張る(管理する)こと
・キャッシュフローを意識し、常に対策する
・自分の財務状況を把握する
・自己抑制する
・目的とそのプロセスをしっかり計画する
- 感想投稿日 : 2018年4月8日
- 読了日 : 2018年3月18日
- 本棚登録日 : 2014年10月27日
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