文芸文化学科・樋口一貴教授の著作です。
(Amazonより引用)
空気のような当たり前の存在として、気に留めることの少ない「泡」と「湯気」。しかしそれらは、日常の「愉楽」をもたらしてくれます。
液体が空気を包むことで生まれる、泡。カプチーノや抹茶、ビールのきめ細かな口あたり。生クリームをあわ立ててつくるムースの食感。立ち昇る泡が舌を刺激するシャンパン……。ムース状の石けんや整髪料が人気商品となり、さらには気泡を閉じこめてできた緩衝材やクッション、保温機能の高い衣類は、身の周りで当たり前の存在になりました。
加熱により気泡が蒸発してゆく、湯気。温泉や土鍋から立ち上がる湯気を見ただけで、冬の寒さが和らぎ、旅情や食欲を呼び起こします。また、加湿器も生活に欠かせない道具です。
泡と湯気のさまざまな一人者が登場し、美しい写真とともに思いおもいに語りながらこの魅力を再発見し、不思議な底力を探ります。
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- 感想投稿日 : 2021年11月18日
- 本棚登録日 : 2021年9月17日
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