図説朝食の歴史

  • 原書房 (2014年2月25日発売)
3.19
  • (1)
  • (7)
  • (4)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 107
感想 : 16
4

タイトル通り、「朝食」の歴史についてまとめられた一冊。

欧米の話が中心ですが、アジアや中東、アフリカの朝食についても触れられています。

著者が言語学者でもあるということで、朝食に関する言葉の起源なども掘り下げられていて、やや難しいですがおもしろかったです。

個人的には、文学作品を通して、その時代や地域の朝食文化について考察している部分が興味深く、取り上げられた作品も読んでみたくなりました。

文学作品でも、食事シーンというのは数多くありますが、「朝食」という一点に注目して読むというのもおもしろそうです。

写真や絵画など、朝食に関する資料も多数掲載されているので、そうしたものもじっくり眺めてみると本当に楽しい。

食文化は本当に奥深くて、おもしろいものだと改めて感じさせてくれる本です。

最後に、世界各地の朝食メニューのレシピも掲載されていますが、やはり朝食メニューだけあって、難しいレシピはなく、真似できそうなものばかりでした。

◇おすすめポイント
 ・文学作品内の朝食シーンを通した、「朝食文化」の考察
 ・言語学者の著者ならではの「朝食」にまつわる言葉の掘り下げ
 ・朝食レシピや絵画作品など、朝食をあらゆる角度から楽しめる構成

◇こんな方におすすめ!
 ・「朝食」が大好き
 ・食文化を学びたい
 ・西洋の文学作品が好き

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 原書房
感想投稿日 : 2019年11月20日
読了日 : 2019年11月20日
本棚登録日 : 2018年12月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする