今度は誰?
ハラハラ、ドキドキが止まらない!
途中、誰が誰だかわからなくなる。
メモをとっとけばよかったと思いながら、それでも前進。
6月31日に開催される同窓会の招待状が届く。そして次々に亡くなる卒業生。
中途入学者の秘密が次々に暴かれる。
なぜこんなことに的なところは、よくわからないけど、展開は面白い、読みはじめるととまらない。
鈴木咲穂の渾名の中で、同窓会に向けて洋服を選ぶ多香美の自虐的発言が身に染みる。
真梨先生、表現力が豊かすぎる。
嫉妬や恨みって、人を変えてしまうのかもしれない。
でも誰だって人を羨んだり、もしかしたら恨んだりしながら生きるんだと思う。
そのエネルギーの強さは、すごい。
前向きに消化できたらいいけど、そうでないとこの本みたいになるんかなと。
そして誰にでも起こりうるかとかもしれないと思うと、怖いなあ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
真梨幸子
- 感想投稿日 : 2023年12月25日
- 読了日 : 2023年12月25日
- 本棚登録日 : 2023年12月21日
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