確率・統計であばくギャンブルのからくり―「絶対儲かる必勝法」のウソ (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2001年11月20日発売)
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「3枚のコインがある。1枚は両面とも黒、1枚は両面とも白、残り1枚は一方が黒でもう一方が白のコインである。表と裏の区別はつかない。今、この3枚のコインを袋に入れ、1枚を取り出して机の上におくと、見えている色は黒であった。このコインの裏が同じく黒である確率は?」。私は50%だと思ったが、間違いだった。何だと!?初めの章のこの問題で一気に引き込まれた。その後も、「同じ賭け金を出し合い、3勝した方が全額受け取るとしたゲームで、2勝1敗で終わってしまった場合の賭け金の公平な分配の仕方」「パーティーの参加者のうち、誕生日が同じである人が50%以下になる確率の求め方」など問題の着眼点が実用的でありつつもユニークでよい。ただ、後半は単調な計算が多く、少し退屈だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2015年2月24日
読了日 : 2015年2月24日
本棚登録日 : 2015年2月24日

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