本書を読み始めた頃、図らずもカルロス・ゴーンさんが日産の社長を退任されるとのニュースが入ってきた。ゴーンさんの実績は、すでに歴史で語られるところとなっているが、本書を読むことで、その初期のころのご活躍が手に取るようによくわかった。並行して読んだゴーン・テキストでは、ゴーンさんのスピーチが録音されたCDがついているので、日産リバイバルプランを英語と日本語でスピーチされたことや、会場から拍手がおこったことも、とてもリアルに感じられた。
ゴーンさんあっての日産復活劇。いや、ゴーンさんによって、潜在能力を発揮した日産の社員の方々による復活劇。素晴らしいと心から思った。
アイデンティティを失わずに、グローバルに活動できることが、明日の自動車業界で生き残るための条件など、印象的なメッセージが多い。
フランス人記者によるインタビューを和訳したものでもあるため、物事の視点も日本人よりではなく興味深いものが多い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2017年3月11日
- 読了日 : 2017年3月11日
- 本棚登録日 : 2017年2月24日
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