淡々と殺し屋稼業にいそしむ特攻隊の生き残りはさしずめ戦後の眠狂四郎といった趣で、雷蔵の十八番の役柄。上映時間も的確で教科書のようなフィルムノワール。起こっている出来事は大したことがない分、脚本はよく工夫されている。カメラは宮川一夫だし、準主役級には成田三樹夫が配されているし、お得感いっぱいの一本だった。雷蔵に何度も「ガキ」呼ばわりされる成田三樹夫が新鮮で笑えた。
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映像
- 感想投稿日 : 2020年2月11日
- 読了日 : 2020年2月1日
- 本棚登録日 : 2020年2月1日
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