コーランを知っていますか (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月22日発売)
3.57
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コーランはイスラム教の聖典。アラーの啓示がマホメッドに宿り、マホメッドから語られたものを後に記録された全114章。
コーランの大意を優しく伝えるエッセイ。

読んでは諦め、又読み始めては、放置してかれこれ5年。今回は、古事記の後の一神教を読み切るチャンスかと再びのコーラン。多少気合を入れて読み始めたが、半分くらいからペースダウンして、なかなか理解するには至らない。

第一章は 開扉 7行8節にエッセンスが詰まっている。唯一神の宣言。人間の一生は通過点。最後の審判の後の世界が大切。

マホメッドがどの様な生い立ちで、どうやって啓示を受け、イスラム教を確立していったかを丁寧に追っています。
610年 ラマダーン月の夜 ヒラー山でアラーの啓示を受ける。ここから続く啓示がコーラン。
622年 マホメッド ヤスリブへ大布教活動
ヒジュラと呼ばれ アラビア暦元年
624年 バドルの戦で大勝利 すべてがアラーのおかげ ここから預言者と呼ばれる
632年 メッカ巡礼 マホメッドの最後62歳没
この後の後継者争いが 今日に残るスンニ派とシーア派の原点らしい
かなり省略しました。多少驚きを受けるのは、マホメッドの本格活動は、ヒジュラから10年あまり。その後の影響を考えるとかなり短い。

歴史や経典などよく調べて書かれていて大変だったろうなあと思うけど、遠い世界感と細かい説教でなんとなくで読了とします。ストーリー性が低いところがわかりにくいところかなと。

アラーは凄い!人間も世界も一切神の創造で恵。
最後の審判と賞罰のための人生。
偶像崇拝禁止 六信五行 
六信 アラー 天使 経典 預言者 来世 天命
五行 信仰 告白 礼拝 斎戒 喜捨 巡礼

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2023年8月17日
読了日 : 2023年8月17日
本棚登録日 : 2023年8月17日

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コメント 21件

土瓶さんのコメント
2023/08/17

凄いな~。まず読もうと思わない。
新潮の100冊との闘いなのか、義務感なのか、リスペクトなのか。
新潮千本ノックのノリなのか。
それとも知的好奇心の為せる業か。

そもそもアラーって何者ってところから分からんわ(笑)
キリスト教のイエスや仏教の仏陀に相当する存在でOK?

おびのりさんのコメント
2023/08/17

説明できない。
旧約聖書と似ているらしい。
アラーが神!

阿刀田さんの知ってますかシリーズは、ほぼ読んでるんです。新作はまだだけど。
デカメロンとかガリバーとかギリシア神話とか。
これだけは、読めなくて苦戦してたのよ。

おびのりさんのコメント
2023/08/17

仏陀は、人間じゃん、みたいな。

土瓶さんのコメント
2023/08/17

宗教はな〜。
うーん。苦手というより嫌悪感があるな。
悪用している人らに。

京極さんの「ヒトでなし」って本が、おっさんが教祖になっていく話でおもしろかった。

おびのりさんのコメント
2023/08/18

思考の中心が京極堂。

みんみんさんのコメント
2023/08/18

土瓶さん「鵼の碑」9月14日単行本とノベルズ同時発売ですね〜♪Twitter気合い入ってました。

単行本は1280p、6.5cm、1.2kgです。
って写真付きでレンガでしたよ(꒪⌓︎꒪)

おびのりさんのコメント
2023/08/18

京極堂課金。
狂骨があと少しなんだけど、ラスト300ページくらいからの解決編でキャパオーバーしてきた誰が誰だか。

みんみんさんのコメント
2023/08/18

300は中編一冊分だよね( ̄▽ ̄)

おびのりさんのコメント
2023/08/18

もう今日は京極さんギブアップ。

この京極堂のいろんな知識って、全て事実なの?
創作入ってるよね。この宗教については、どっか山奥の秘教に近いのがあるのかな。事件でない部分のことなんだけど。

石川県に10月を神有月と呼ぶ神社があるとか、神社の葬式は昭和からとか、事実を確認してみたいところたくさんあるのだけど、読むので精一杯なのよ。
土偶さん!知ってたら教えてください。
あ、土嚢さんだったかな、土鍋さんかしら?

傍らに珈琲を。さんのコメント
2023/08/18

おびのりさん、こんばんは☆

わぁ、読了されたのですね、お疲れ様でした!
イスラムは難しそうですね 汗
昔、タイ雑貨と衣料のお店でバイトをしていたことがあって、その時に少しだけヒンドゥーは調べましたが。

割り込みお許しください。
神在月と呼ぶのは、きっと出雲大社と同じ神様を祀っているからではないでしょうか。
オオクニヌシ(大黒天)ですね。

みんみんさんのコメント
2023/08/18

わたしも気になる事、知らない事調べながら本読まないと先に進めないんだけど
京極さんは多すぎて頭パンクしそう笑
あの髑髏の宗教も邪教?髑髏?とか検索しちゃう

おびのりさんのコメント
2023/08/18

傍らコーヒーさん、こんばんは。
気にしないでご自由にどうぞ。

神社は、読みながら忘れていくのだけれど、違うのよ。お留守番するみたいな神様。もう今日は、見直す気力がないんだけど。

コーランは、読了したというより、全部眺めてみました、という感じです。読んでると、そうなのねって思うけど、3行くらい前のことも覚えてられない。自分の中で何一つまとまらない様な。多少は残りましたけど。
私なんか、マホメッドが神かなくらいの知識だったですから。それを思うと随分成長しました。

みんみんさんのコメント
2023/08/18

おびさん神在月?神有月?
石川県に留守番してる神様がいたわよ(꒪⌓︎꒪)
他の神様の鍵預かって留守番するらしい笑
鍵取神社?だって〜

土瓶さんのコメント
2023/08/18

みんみんさん。「鵼の碑」は、やっぱノベルズですね。本編は全部ノベルズで統一してるので。
でも実は期待だけでなく少々不安もあってね。
第七弾の「陰摩羅鬼の瑕」と、第八弾の「邪魅の雫」は、自分的には少し物足りなかったりイマイチだったりしたので、その後の「鵼の碑」はどうだろうな~、と。ずいぶん間が空いてることだし。う~ん。

おびのりさんのコメント
2023/08/18

みんみん、それそれ。初めて聞いたのですよ。私、神社系の本も読んだことあるんだけど。
気になるけど、検索する気力がない。これも京極さんの策略?読む以外の気力を無くす。

みんみんさんのコメント
2023/08/18

とりあえず買って並べなきゃ(๑•́ ₃ •̀๑)

傍らに珈琲を。さんのコメント
2023/08/18

おびのりさん、失礼しました。

みんみんさんが仰っているように、鍵をかけてお留守番する神様がいらっしゃいます。
八百万の神々が出雲へと向かってしまうので、鍵取明神様が能登を守ってくれるのだとか。

というか、狂骨の夢に出てくるのでしたっけ?
あ~みんな忘れてる…。
学生時代にも民俗学で、神無月と神在月とか、庚申塚とか、授業受けたのですが…汗

土瓶さんのコメント
2023/08/18

はいはい。土塊じゃなかった、土瓶でございます。
ん? 「狂骨の夢」そんなに登場人物多かったかな?
酒屋のほうのが多いのかな。
わかりづらい人物は流してもいいんじゃね。

みんなけっこうまじめに読むんだね。
俺なんか書いてあることが事実かどうかなんて気にしたこともなかったわ(笑)
へ~、ほ~。で終わり。
でも、明らかな嘘や間違いはないんでない? 編集者も当然書籍にする前に調べるだろうし。

ああ、鍵取神社。名前を言われればそんな神社出てきたね~、と。

土瓶さんのコメント
2023/08/18

そんなに疲れるのかな~?
京極さんの本はあのぶ厚さや字数が魅力だと思ってるんだけど。
厚ければ厚いほど嬉しい^^
変?

傍らに珈琲を。さんのコメント
2023/08/18

土瓶さん

ちっとも。
同感です。
嬉しいがゆえ、ぶ厚いから~!と突っ込みたくなるのです♪

土瓶さんのコメント
2023/08/18

「鍵取神社 京極夏彦」でググるといろいろ出てくんね。

【白丘亮一が10歳くらいのときに、鍵取明神で目撃した4人の神官(神主?)。志宇神社(鍵取明神)、越後の平潟神社(知賢様)、信濃の善光寺、下之郷の生島足島神社、(里山辺の薄水神社)を巡っていた模様。】

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