日経新聞の数字がわかる本

著者 :
  • 日経BP (2009年8月6日発売)
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感想 : 84
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景気を占う上で重要な各種指標を丁寧に解説してくれます。日常生活で触れるたびに定義に戻って定着させて行きたい。

以下、Kindleでマーカーした箇所です。

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・実は、GDPという付加価値のかなりの部分を占めているのは、人件費で、大ざっぱに言うならば、 GDPの増加は、私たちの給料の総額が増える ことを意味します。

・GDPを支える民需、政府支出、貿易収支のうち、一番ウェイトが大きい要素が民需です。なかでも重要なのが「家計の支出」で、GDPの55%強を支えている。

・企業の設備投資はGDPの15%程度を占めるので、家計の支出とともに景気に大きな影響を与える。

・機械受注は、企業が設備投資のための機械を発注する段階をとらえるので、実際の設備投資の先行きを占う指標(先行指標)とされています。

・民需(家計の支出と企業の投資)が落ち込んでいて、貿易も振るわないという状況になると、GDPを支えるには公共セクター、つまり政府支出を増やすしかありません。 日経の景気指標欄で、政府支出の動向が読み取れるのは、「公共工事請負金額」です。
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感想投稿日 : 2022年11月14日
読了日 : 2022年11月13日
本棚登録日 : 2022年10月9日

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