コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる (コーチ・エィ監修コーチングシリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2002年7月24日発売)
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コーチングとは?
「対話を重ねることを通して、相手に目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標達成に対しての行動を促していくプロセス。」
とても分かりやすく論理的な表現ですっと入ってきた。
行動科学や心理学や生理学などを含めなぜ人はそうなのかが明解だった。
人は頭の中の考えを言語化して外に出さないと実体化しない。細胞レベルで他細胞との情報伝達の際は同時に自細胞で受容体を出し自分の出した情報を吸収するという。
つまり外に出すことで理解するということ。コーチングとはクライアント(コーチされる側)の考えや答えを自分で考えさせることを促し外に出すこと。自分の答えを実行。
人に教えられた答えはどこまでも他人事で、自分の出した答えは納得し行動につなげることが出来る。一流のスポーツ選手でも自分の考えや技術を自分では整理できず再現性が低いという。ビジネスの中でも部下や上司とのかかわりの中で生かすことのできるスキル。重要なのは相手の考えを表面化させること。自分の答えをティーチするのではなく本人の解決スキルを育てるように意識して部下に接したい。
参考 本書中のゴルフコーチの言葉「素晴らしいショットだったね。どうやって打ったの?」「どうやってあんなに大きく曲げたの?」自分の行動を自分で理解し自分で改善するきっかけを作る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年8月26日
読了日 : 2023年8月26日
本棚登録日 : 2023年8月26日

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