憎しみもなにもかも (ライムブックス ク 1-10)

  • 原書房 (2007年12月10日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 7
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19世紀英国、治安判事とその直属の警官を主人公にしたボウ・ストリート・シリーズ第二作
妻を亡くして以来、治安判事の仕事に没頭してきたロス・キャノン。
治安判事補佐官の職に応募してきたソフィアをひと目見た瞬間、その美しさに惹かれる。だが伝統的に男の仕事であり危険すぎるからと断るが…彼女はどうしてもと食い下がり、根負けしたロスは「試用期間」を設け採用することに―
有能で朗らかなソフィアと過ごすうち想いを募らせるロス。一方、ある目的の為ロスに近づいたソフィアも誠実なロスに惹かれていくが…過去が2人を翻弄するヒストリカル・ロマンス!

2人の過去…ロスは亡き妻、ソフィアは過去ロスが下した刑で弟を失った…心は惹かれていくのにそれを許せない自分もいる―ところが切ない☆
ロスは結構押せ押せお茶目な感じでしたが…祖父の後押しもGJ
ニック・ジェントリーの正体と処遇は予想通りでしたがもっと2人を引っ掻き回してヤキモキさせて欲しかった!
気になったのはロスの前妻の評価がイマイチ低すぎないか?と。周りから見ても繊細すぎて完璧なマッチングではなかったにしても…★
あと今回も出てきたリンリー医師の話が三部作に無いのが…良いキャラクターだから主人公で読みたいョ!
ところで、ボウ・ストリートの本当の最高責任者チョッパーは何処へ?

20071211

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年11月17日
読了日 : 2007年12月7日
本棚登録日 : 2007年12月7日

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