永遠に愛の囁きを (ライムブックス ホ 1-14)

  • 原書房 (2016年1月8日発売)
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感想 : 4
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人気舞台女優として活躍するリリーは、雇い主に頼み込み、火事で焼け落ちた劇場跡に住まわせてもらっていた。
ある日、リリーは庭園で庭師のアポロと出逢う。声を失っている彼は、ある事情から名前も身分も隠しながら、かつて自分が手掛けた庭園の再建に努めていた。
リリーはアポロと筆談で交流を重ねるうちに、彼の庭園に対する真摯な想いや純粋な瞳と優しさに惹かれていく━
ところが、アポロが声を取り戻したころ、庭園に現れた追っ手から逃れるため彼は同然姿をくらませてしまった。その一件で、実はアポロが貴族であることをしり、驚くリリー。
一方、アポロは仲間たちと共に、追われる原因である事件の真犯人を突き止めようと計画していた。
2週間後、ハウスパーティーで再会したふたりは……
《メイデン通り》シリーズ第7弾。


シリーズの1作だけど〈セントジャイルズの亡霊〉の出てこない番外編的なお話。
ヒロインは人気役者であり、自身の芝居の脚本を書いては兄名義で発表しているリリー。
ヒーローは前作のヒロイン・アーティミスの双子の弟アポロ。

アポロは逃亡して、捕らえられる原因となった“友人3人殺し”の真犯人を見つけて自由の身になるために、親友のエイサと仕事である庭園の出資者モンゴメリー公爵と行動。
意外と簡単に真犯人がわかったけど…身分制度が現代より厳格だと上級階級の人間がそう言ったなら覆すのは大変なんだろうな-

モンゴメリー公爵の胡散臭さが非常に気になる-
後の作品で主役をはるのかな-

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月20日
読了日 : 2020年7月15日
本棚登録日 : 2020年7月20日

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