盗作(上)

著者 :
  • 講談社 (2006年1月28日発売)
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感想 : 25
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ずっと気になってた!
自分の作り上げたものが、他人と丸被り――創作界ではねた被りはよく見られるのでそういう意味かと思ったらそうじゃなかった。どちらかというと、最終的にインスピレーション?スピリチュアル?的なお話に傾いていった印象。
わたしはこういう観点で創作を捉えていない…というか、ねたが被っても表現方法が個人で異なるためにまったくのダダ被りってことはないと思ってる、が、こーいうことってほんとにあるのかしら?というか、創作ってそもそもそういうふうに降りてきてつくられるものなのだろうか…だとしたらそれを描く人の経験は?個体的な差は?それらがまるで意味なくなるではないか…!とむずかしいことを考えてしまいました。
創作って一体なんなの?何のためにあるの?あまりに果てしなすぎて人の人生の意味をめぐるくらいに壮大すぎます。
とりあえず上巻、絵に翻弄される一部始終は勢いと混乱にまみれてああっ!となった。でもこのくだりが一番好きでした。

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感想投稿日 : 2008年9月30日
本棚登録日 : 2008年9月30日

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