ITビジネスの契約実務

  • 商事法務
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785724948

作品紹介・あらすじ

ITビジネスの契約類型別のサンプル条項を掲載し解説した実務書。契約類型ごとに、①ビジネスの特性を踏まえた取引条件を契約書に落とし込むための留意点、②民法や知的財産法を中心とする法適用関係、③関連する裁判例の紹介――などに力点を置き、各契約類型の本質的理解のための実務的視座を目指した意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • ソフトウェア開発に関する契約について学ぶことができる一冊です。ソフトウェアの契約書で出てくる条項について、どのような考え方で記載する必要があるかを詳しく説明しています。
    開発/保守だけでなくクラウドサービスやデータ提供に対する契約についても語られており、契約書の一通りの項目に触れられているので、ソフトウェアの契約に関わることになったけど不慣れな方にオススメできます。

  • 準委任契約周りの知識をつけたく手にとった一冊。正直今の自分だとまだ難しかった。法令を具体例をもとに解説する良書のように感じた。もう少し実力がついてから読み直そうと思う。

  • SI、クラウド、データ提供に関わる契約の基本的考え方や主要条項の意義、論点が丁寧に解説されている。著者も本著で何回も強調するように、各取引に当てはまる(であろう)関連法令とそのルールに関しても相当程度触れているので、考え方の基準として、また交渉における一論拠を学ぶ上でも大いに参考になった。
    表紙にも並んでいる通り、以下の契約毎に総論と各主要論点の説明という体系で一貫している。
    ・ソフトウェア開発委託契約
    ・ソフトウェアライセンス契約
    ・システム保守委託契約
    ・販売店・代理店契約
    ・データ提供契約

    手元に置いていつでも確認できるようにしておきたい。

  • # 書評☆3 ITビジネスの契約実務 | 実務従事者向け契約条項ごとの解説

    ## 概要
    ITビジネスでよく締結される以下の契約について,条項ごとのポイントを解説している。

    * ソフトウェア開発委託契約
    * ソフトウェアライセンス契約
    * システム保守委託契約
    * クラウドサービス利用規約
    * 販売店契約・代理店契約
    * データ提供契約

    また巻末にはこれらの契約例全文が掲載されており,実際の契約書の作成の参考になると感じた。

    SES契約について興味があって読んだのだが,SES契約については数ページ記載があるだけで物足りなかった。

    どちらかというと,IT企業の法務部向けの内容だと感じた。

    ## 参考
    > ### p. 37: SES契約の注意点
    > 偽装請負との評価を回避するためには,契約の条項のみならず,実態においても,注文者と労働者との間に指揮命令関係を生じさせないことが重要である。具体的な判断基準は,旧労働省告示 (労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準 (昭和61年労働省告示37号) および厚生労働省のガイドライン (労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド) おいて,整理されている。

    SESでよく問題になる偽装請負の判断基準の資料が書かれており参考になった。

    ## 結論
    ITビジネスに関するよくある契約形態の契約条項についてポイント解説されていた。IT企業の法務部門に勤務していれば,実際の契約書作成などで参考になると感じた。

    ただし,一般社員が読んでも余り意味はなく,SES契約に関しても解説も少なかったので,ややいまいちだった。

    パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/06/04/

  • IT畑出身弁護士によるIT契約法務本

    契約モデル→経産省モデル「情報システム・モデル取引・契約書」、JEITAモデル「ソフトウェアカイハツモデル契約の解説」、JISAモデル「ソフトウェア開発委託基本モデル契約と解説」

    ウォーターフォール型の手法前提

    SES(System Engineering Service)契約・・・役務提供

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著者プロフィール

シティライツ法律事務所 弁護士

「2021年 『ITビジネスの契約実務〔第2版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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