学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史 上 1492-1

制作 : レベッカ・ステフォフ 
  • あすなろ書房 (2009年8月1日発売)
3.87
  • (26)
  • (27)
  • (22)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 371
感想 : 49

帝国主義は人に有無を言わせず物事を強制する際に生まれるそもそもの血生臭さを国家の視点から正当化してきたことがよくわかる。強制される側の多数を占めるマイノリティ=一般的な人民から見れば暴力そのものである。ただしアメリカ史に限らず、世界史は、視点を替えれば、おしなべてこのような有様である。多くは、多数のマイノリティが、自分自身はする側であると思い込みたいことによってシステムは回る。個人であるとはマイノリティであるという意味において。
一方では、何度も何度もストや暴動を起こしているマイノリティによって、なんとか、ある意味では勝ち取って来た歴史があることもわかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月2日
読了日 : 2022年1月2日
本棚登録日 : 2022年1月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする