近頃、自分の中で再ブームとなっているイタリア文学より。綺麗な装丁から考えると思いもよらないお話。少しずつ目が見えなくなっていくスターガルト病に罹患した少女の物語。少しずつ視力を失っていく少女の恐怖が克明に描かれている。それもそのはず、作者自身がこの病気でいつ視力を完全に失うかもしれないという恐怖と闘っているのだ。作中に登場する主人公の愛読書であるイタロ・カルヴィーノの『きのぼり男爵』前から気になっていたので読もう。
読書状況:読み終わった
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図書館
- 感想投稿日 : 2021年10月5日
- 読了日 : 2021年9月25日
- 本棚登録日 : 2021年9月25日
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