久しぶりに元気になる本に出会えました!
著者は北海道にある植松電機という町工場の社長さん。
この世界から「どうせ無理」という言葉を無くすために、宇宙開発を始めます。
―人にとって一番つらくて悲しいことは、可能性が失われることです。だから、言葉で人の可能性を奪うということも、殺人と同じくらい罪深いことなんです。「そんなもん、できるわけないよ」とか「やってもムダだ」とか「どうせ無理だ」というのは、人の心を確実に殺す言葉です。
大人は子供にいつのまにか「あきらめかた」を教えてしまうんですね。
「だったら、こうしてみたら」と一つのことを追求していく力、粘り強さを年齢とともに失っていっていることに気付かされました。
子供のときは何でもできるような気持ちだったはずなのに。仕事に疲れていたときなのでとても励みになりました。
それから、実家で大学受験を控えた弟、それを支える両親にぜひ読んでほしいと伝えました。
この先いつか、自分に子供ができたときにはもう一度この本を開きたいと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ。
- 感想投稿日 : 2010年10月11日
- 読了日 : 2010年10月11日
- 本棚登録日 : 2010年10月11日
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