川とそのそばに暮らすクマとは、ずっとそれぞれ切り離された個々の存在だったのだと思う。それが、クマが川に落ちることで両者が出会い、その小さな出来事が波紋のように広がって、世界が色鮮やかに変わっていく様子が、コミカルな動物たちの表情と併せて描かれている。最初と最後のページの対比がいい。世界は、美しく色付けされる可能性を無限に持っている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2021年4月1日
- 読了日 : 2021年4月1日
- 本棚登録日 : 2021年4月1日
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