哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

  • 亜紀書房 (2010年10月27日発売)
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本棚登録 : 339
感想 : 25
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普通の小児科学本と違うのは、「赤ちゃん」の科学だけではなく、赤ちゃんとは何かと哲学的にも考察している点。
赤ちゃんであるとはどのようなことか。
赤ちゃんを愛するとはどのようなことか。
赤ちゃんを巡る人生の意味...。

科学と哲学が絡み合うような内容になっている。
科学的考察では、赤ちゃんが考えていることについて、確からしいとされていることを整理する。
哲学的考察では、赤ちゃんを考える観点から、自分たちの意識について、世界を認識することについて、考えさせる。

私感チックな記載ぶりがいくらか気になったし、もう少し深い記載を期待していた。
ただ、個人的な興味ジャンルの哲学と小児科学の邂逅としては、とても面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学
感想投稿日 : 2018年11月4日
読了日 : 2018年11月2日
本棚登録日 : 2018年11月2日

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