辺境の地・南蛮とは、大蛇に毒蛇、毒蜘蛛、害虫はおろか、虎や豹、巨象が生息する獰猛な地域で、現代のラオス、ミャンマ-、ベトナムなどインドシナ半島あたりらしい。そんなジャングルと山岳地帯に君臨する南蛮王の孟獲(もうかく)などは、孔明率いる蜀軍の敵ではなく、捕縛される度に悔悛し服従することを期待され解放されること、六回にも及んだとあります。可笑しいのは、孟獲の妻・祝融(しゅくゆう)が武芸に秀でており、戦場に出て蜀軍を翻弄する場面ですが、ウォー・ゲ-ムを楽しむかのように、南蛮王らを弄ぶ余裕の孔明でありました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2020年5月18日
- 読了日 : 2020年5月14日
- 本棚登録日 : 2020年5月14日
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