〝大店の若旦那を診た、江戸一番と評判の名医が「あの病人は、山ほど薬を飲ませたところで治らない。なにか胸につかえているものがあって、それを落としてやれば、すっかり元の体に戻る」・・・大旦那に頼まれた番頭が、若旦那から聞き出したのは「蜜柑。蜜柑が食べたい―!」・・・大旦那いわく「番頭さん、いま、何月だと思ってる? この夏のいちばん暑い盛りに、いったい蜜柑が何処にあるんだい」・・・みかん問屋で見つかった蜜柑一つが、千両(約1億円)だった!?・・・ 〟いくら、なんでも高すぎる…長年こつこつ働いてきた番頭さんが落ちとなり・・・お後がよろしいようで。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大人の絵本
- 感想投稿日 : 2024年3月26日
- 読了日 : 2024年3月26日
- 本棚登録日 : 2024年3月26日
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