東京赤坂に向かう夜の〝紀國坂〟のお濠の傍に、むせび泣くひとりの女がいた。通りかかった商人が気の毒に思って声をかける。振り返った女の顔は、目・鼻・口のないのっぺらぼうであった。驚いた商人の旦那は、近くの屋台のソバ屋に勢い込んで事情を告げると・・・。貉は人を驚かすだけの存在なのでしょうか。これに尾ひれを付けていけば、悪徳話に飛躍しそうです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2019年11月24日
- 読了日 : 2019年11月23日
- 本棚登録日 : 2019年11月23日
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