無限の刺激を求める「赤い部屋」の会員七人が円卓の周りを取り囲み、新入会員T氏の語る身の上話に聞き入っています。T氏は「私は世の中の事々に退屈しきっており、もはや生きていること事態退屈し〝殺人遊戯〟に夢中になりました。絶対法律に触れない人殺しを、どんな名探偵も見破ることができない人殺しの方法を見つけて、今まで百人近くの男女、子どもの命を奪いました。罪悪感も懺悔の気持ちも持ち合わせてはおりませんが、皆さんに幾つか実例をお話した後、自らを滅ぼし退屈を晴らそうと思います・・」驚きの結末が待っている殺人指南です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2020年11月25日
- 読了日 : 2020年11月23日
- 本棚登録日 : 2020年11月23日
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