ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年7月10日発売)
4.02
  • (23)
  • (18)
  • (14)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 297
感想 : 18
5

 少し評価に迷ったが、星五つとした。人を選ぶが(ネット関連の基礎教養が要求される)、良い意味でらしいライトノベルである。
 ミスリードが少し弱いが、それ以外は非常にスマート。登場人物もよく絞っているし、展開もスムーズである。一冊としてよくまとまった作品だ。
 何より勢いが良い。会話のリズムもそうだが、展開のテンポ感も心地よく、一時間半ほどで止まることなく完読した。本当にライトノベルらしいライトノベルである。

 綺麗にまとまっている分、続巻をどう展開させていくか興味深いところだ。期待して積んでおこうと思う。


※2016年5月16日に再読したため、その再読した上でのレビューも転載しておく。
 再読記録はどうもレビューに反映されないようなので。

 アニメ放映に合わせて再読したため、感想を残しておく。
 シリーズが進んでいる昨今の感覚で読み返してみると、この頃の内容はまだまだ成長過程にあった印象がある。と言っても、シリーズが進みにつれてより良くなっていくのは、尻つぼみになるよりも断然良い傾向である。
 物語のスムーズさ、そこで展開されているロジックなどは見るべきものも多いため、シリーズ全体から俯瞰した評価は星四つ半相当としているが、これを単巻のライトノベルとして見るならば、やはり星五つで差し支えないだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2014年2月10日
読了日 : 2014年2月10日
本棚登録日 : 2013年10月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする