少し評価に迷ったが、星五つとした。人を選ぶが(ネット関連の基礎教養が要求される)、良い意味でらしいライトノベルである。
ミスリードが少し弱いが、それ以外は非常にスマート。登場人物もよく絞っているし、展開もスムーズである。一冊としてよくまとまった作品だ。
何より勢いが良い。会話のリズムもそうだが、展開のテンポ感も心地よく、一時間半ほどで止まることなく完読した。本当にライトノベルらしいライトノベルである。
綺麗にまとまっている分、続巻をどう展開させていくか興味深いところだ。期待して積んでおこうと思う。
※2016年5月16日に再読したため、その再読した上でのレビューも転載しておく。
再読記録はどうもレビューに反映されないようなので。
アニメ放映に合わせて再読したため、感想を残しておく。
シリーズが進んでいる昨今の感覚で読み返してみると、この頃の内容はまだまだ成長過程にあった印象がある。と言っても、シリーズが進みにつれてより良くなっていくのは、尻つぼみになるよりも断然良い傾向である。
物語のスムーズさ、そこで展開されているロジックなどは見るべきものも多いため、シリーズ全体から俯瞰した評価は星四つ半相当としているが、これを単巻のライトノベルとして見るならば、やはり星五つで差し支えないだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2014年2月10日
- 読了日 : 2014年2月10日
- 本棚登録日 : 2013年10月24日
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