4巻ではウルグアイ戦の途中までを収録。よくスカウティングしているウルグアイ相手に苦しみながら戦うユースチームの姿が描かれている。
物語のキーパーソンはFWの迫丸である。実家の母親の容体がよくないと、手術をしなくてはならない状況にあって、それでも彼はチームに残る決断をし、試合に臨んでいる。その強い意志が物語によく描かれていて、こうしたドラマ性こそ塀内さんの上手さだなと改めて感心しながら読ませていただいた。
試合の合間にあった番外編「たかの夏の日」はこれまでの番外編とは違った現在進行形での恋愛短編となっていて、これから物語が繋がっていくだろう伏線が敷かれている。
そうした点での楽しみも含めて、ここでは星五つと評価している。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画喫茶
- 感想投稿日 : 2016年8月30日
- 読了日 : 2016年8月30日
- 本棚登録日 : 2016年8月30日
みんなの感想をみる