サッカー啓蒙漫画シリーズ14巻の今回は、主に横隔膜周辺の強化について述べている。もう少し言えば、絞ってシックスパックにする意義の無さについてだろう。
天皇杯決勝の試合を進めつつ話されているのは、呼吸の重要性について。
筋トレによる弊害なども触れつつ、改めてコーディネーションの重要性を説いているが、特に重要なのは「腹腰圧」呼吸による横隔膜の筋トレの話だろう。
要は「吸うときも吐くときも腹から腰にかけて膨らんだ状態で居続ける呼吸」のことだが、声楽のトレーニングの話でも聞いているかのような内容は(実際こうした呼吸法を用いる)なかなか興味深い。
サッカーを上半身でやるスポーツだと断じるなど、相変わらず興味深い知見に溢れたシリーズである。
巻末の松井大輔選手との対談なども楽しいものであった。ここでは星五つで評価したい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2020年1月8日
- 読了日 : 2019年10月31日
- 本棚登録日 : 2020年1月8日
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