話題作目白押しのシーズン8は、番外編も描き下ろしも読み切りも付いた盛り沢山な一巻である。
何しろ、本編からしてすでに豪華だ。
「モンスターハンター(ハリウッド版)」
「大怪獣のあとしまつ」
「鋼の錬金術師(実写版)」
「シン・ウルトラマン」
特にシン・ウルトラマンは3部作で予習編、クイズ編、本編といった形で重く扱われている。
また、モンハンの邦キチ的解釈や、特撮サイドから見た(批判があまりに多かった)「大怪獣のあとしまつ」なども読み応えがある。
一定程度ツッコミを入れつつ、しかしヘイト的にはならない塩梅はさすが邦キチ印。安心感のある映画レビューである。
また、その合間に「パイナルファンタジー」などのZ級映画(※レビューから察した評価であるため、眉唾でどうぞ)を挟むのもさすが。
番外編の「クライングフリーセックス」など、変にドストレートな下ネタが入るところなども低予算映画の味わいだろう。
本筋がしっかりしていればこそ、こういった寄り道も楽しい類となっている。
相変わらず安定して面白い作品である。
読切「恋はインボイス」も、連載サイトの統合の際に生み出された怪作であり、ギャグ漫画として見てもなかなかパンチが効いてるし、制度の初歩を学ぶのにも向いている。
相変わらず邦キチと部長はイチャイチャしているし、意外に特撮部の恋愛模様はガチだったりするし、そっち方面も楽しめる展開である。
総じて楽しい一巻であった。
毎回パンチが強すぎて評価に困るが、今巻は星五つ半相当と評価したい。
今回も十二分に楽しかったが、前巻が少し鋭すぎた。比較してしまう嫌いは、無くもない。
- 感想投稿日 : 2022年11月15日
- 読了日 : 2022年9月25日
- 本棚登録日 : 2022年11月15日
みんなの感想をみる