邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season8 (ホーム社書籍扱コミックス)

著者 :
  • ホーム社 (2022年9月22日発売)
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本棚登録 : 91
感想 : 6
5

 話題作目白押しのシーズン8は、番外編も描き下ろしも読み切りも付いた盛り沢山な一巻である。
 何しろ、本編からしてすでに豪華だ。

「モンスターハンター(ハリウッド版)」
「大怪獣のあとしまつ」
「鋼の錬金術師(実写版)」
「シン・ウルトラマン」

 特にシン・ウルトラマンは3部作で予習編、クイズ編、本編といった形で重く扱われている。
 また、モンハンの邦キチ的解釈や、特撮サイドから見た(批判があまりに多かった)「大怪獣のあとしまつ」なども読み応えがある。
 一定程度ツッコミを入れつつ、しかしヘイト的にはならない塩梅はさすが邦キチ印。安心感のある映画レビューである。

 また、その合間に「パイナルファンタジー」などのZ級映画(※レビューから察した評価であるため、眉唾でどうぞ)を挟むのもさすが。
 番外編の「クライングフリーセックス」など、変にドストレートな下ネタが入るところなども低予算映画の味わいだろう。
 本筋がしっかりしていればこそ、こういった寄り道も楽しい類となっている。

 相変わらず安定して面白い作品である。
 読切「恋はインボイス」も、連載サイトの統合の際に生み出された怪作であり、ギャグ漫画として見てもなかなかパンチが効いてるし、制度の初歩を学ぶのにも向いている。
 相変わらず邦キチと部長はイチャイチャしているし、意外に特撮部の恋愛模様はガチだったりするし、そっち方面も楽しめる展開である。

 総じて楽しい一巻であった。
 毎回パンチが強すぎて評価に困るが、今巻は星五つ半相当と評価したい。
 今回も十二分に楽しかったが、前巻が少し鋭すぎた。比較してしまう嫌いは、無くもない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドナドナ
感想投稿日 : 2022年11月15日
読了日 : 2022年9月25日
本棚登録日 : 2022年11月15日

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