室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2018年1月19日発売)
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本棚登録 : 198
感想 : 23
4

面白かった。個人的には、殆どの登場人物の矜恃が描かれていたこともあるし、主人公の兄についてももっと描写が欲しかったかも。

鬼夜叉(世阿弥)のことばは至言。
「生きることが苦しくて、かなしくて、それでも愛しくて、大切で、そんな心をどうにか伝えたいと思うから詞にして、謡って、どうしても言葉にならない心を舞うんだ」(p226)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年5月13日
読了日 : 2018年5月13日
本棚登録日 : 2018年5月13日

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