リメイニング [DVD]

監督 : ケイシー・ラ・スカラ 
出演 : アレクサ・ヴェガ  ショーン・サイポス  ジョニー・ペイカー  イタリア・リッチ 
  • TCエンタテインメント
2.12
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感想 : 13
3

◆容赦なき裁きなのか、それとも?◆




(※以下、内容をWOWOWオンラインから引用させていただきます。)


新約聖書に記された“最後の審判”。人類の終わりを描写したとされるその預言がついに現実となる……。“人類滅亡の日に人は何をするのか”を描いたパニックホラー。
「ドニー・ダーコ」や「カンパニー・マン」の製作を務めたC・ラ・スカラが製作・脚本・監督・原案までを手掛けたスペクタクルパニックホラー。新約聖書の最後に収められ、最後の審判を預言したとされる“ヨハネの黙示録”をモチーフに、天変地異や怪現象に襲われた中で右往左往する人間たちの姿を描く。近年のホラーやスリラー映画によく使われるPOV(主観視点)映像が本作でも用いられるが、POVと通常の撮影映像を自然に織り交ぜて、臨場感と映画としての分かりやすさを両立しているところが特徴だ。


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通常の撮影方法と「POV(Point of view」=「視点」「観点」を用いての本作の演出はそれなりに迫力が感じられた。 

 「REC」同様、登場人物の視点でカメラが動くたび眼がまわりそうになった場面もあったがなかなかの臨場感。 

 幸福の絶頂に在るWeddingが、一転して地獄絵図と化していく。 ビデオカメラやスマホのムービーに、最期になろうしている告白(告解・カミングアウト)を録画したり、させたりと。

 ただ如何せん個人的にはプロテスタントにおける《携挙-Rapture-》という終末論に関し、全く知識を持ち合わせていなかったため、次々と生じていく恐ろしい現象に戸惑うこと頻りだった。 


 ということで…
観終えてからWikiを開き「携挙」なるものを調べた。 (※ 以下、恐縮ですがWikiからの引用となりますがご了承下さい。)

 =*= 未来の主イエス・キリストの再臨において起こると信じられていることである。まず神のすべての聖徒の霊が、復活の体を与えられ、霊と体が結び合わされ、最初のよみがえりを経験し、主と会う。次に地上にあるすべての真のクリスチャンが空中で主と会い、不死の体を与えられ、体のよみがえりを経験する。》=*=  



 …と記されているのを拝見し、時間差ながら少々納得がいった次第。 しかし更に別サイトに移動してみると、携挙と再臨との区別なるものが記されており興味が湧いた。  

*「携挙」は信者は空中で主に会うに対し、「再臨」は信者は主と共に地上に帰って来るとのこと。  「

**携挙は救出するために信者を地上から取り去る行為」に対し、「再臨は不信者を裁きのために取り去る行為」とあった。 

***また「携挙」は、《秘密裏に行われ瞬間的》との記述がある一方、「再臨」は、《すべての人が見ることができる》とのこと。 

 これらの点にスポットを当てて考えていくうちに、アナログ回線の頭が、こんがらがってしまいました(笑)  

 宗教がらみの作品としてではなく、肩の力を抜きパニックホラーのとして楽しむには尺の短さ的にもちょうど良いかもしれません。 

 観賞後に唯一、心に刻んだことがあるとすれば… 「晩節はより自分に正直に生きたいものだ」ということでしょうか(苦笑) 

※本作公式サイト= http://remainingjp.com/  

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画
感想投稿日 : 2016年2月14日
読了日 : 2016年2月12日
本棚登録日 : 2016年2月12日

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