深夜0時の司書見習い (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2022年4月22日発売)
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本棚登録 : 1413
感想 : 52
3

ファンタジー要素がとても楽しい物語だった〜!
なんかアニメ映画とかの映像で見てみたい!と思わせてくれる、そんな図書迷宮の世界
シーズンアニメよりも映画かなって
終わりのまとめ方もすっきりしていて読みやすいなと思った

北海道に行くことになったアンちゃんがホームステイ先で出会った青年と猫ちゃん
猫ちゃんに連れられて図書迷宮の司書見習いへ昇格
図書迷宮には物語の登場人物やその著者がいる世界
読み手がイメージした世界に変化するってとても魅惑敵な内容で面白かった
今回は崩壊寸前の図書迷宮なので本の外敵が多くくらいイメージもあり少し恐ろしくも感じたけれど、たくさんの人々に読まれた時代ならどれほど色鮮やかだったことだろうかと想像掻き立てる
ちょっと怖くてそれでいて楽しそうな図書迷宮、私も覗きに行ってみたい!

アンちゃんについても、本と図書迷宮と共に成長する姿がとても良かった
最初は私なんて…、どうせ出来ない、としり込みしていた彼女が本との触れ合いを通して成長する姿が好ましく感じられる
だけど、ちょっと彼女のトラウマ案件が過激というか壮大すぎてしまってそこは心に響かなかったかな苦笑
実際に起こしてしまったら、多分同級生の言葉よりも人気の人を貶めてしまったことに対して気を病みそう…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月20日
読了日 : 2024年2月20日
本棚登録日 : 2024年2月20日

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