弁護士のくず (2) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2005年3月30日発売)
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本棚登録 : 131
感想 : 6

昨日に続いて「弁護士のくず」。
第2巻は男と女の話が多かったような気がする。
定年離婚とか、内縁の夫が亡くなった時の遺産相続の話とか。
あとは専業主夫の話も。

感情が先に立ちやすい問題だけに、いったんこじれてしまうと、元に戻すのは大変。冷静に横から見れば簡単な話に思えちゃうんだけどね。
だけど、それを本人たちに諭すのは、相当な器量が必要になってくる。
あと、話の持っていきかたも大切だよね。

九頭(くず)弁護士は、少し斜めから人を見ているのか、ホンネを見抜くのが上手い。
「なんで?!」って思うくらい見透かす設定は、迷探偵の推理と似ていたりして。
刑事ドラマでも「なんでそれでわかっちゃうんだっ!」って思うものがあるよねぇ。
根拠は何ですか?ってツッコミたくなるけれど、でも何となくこの人ならわかっちゃうのかもとも思う。

弁護士の話だけれど、法律はメインテーマじゃない。
人間ドラマなんだよね。
だから面白い。

さて、3巻はどんなドラマが始まるんだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミックetc.
感想投稿日 : 2011年2月17日
読了日 : 2010年7月12日
本棚登録日 : 2010年7月12日

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