元東京都民銀行の支店長が書かれた本。
銀行業務と問題点を鋭く指摘。
少し古い本(2007年9月)なので、現在(2012年7月)と多少食い違っているところはあるものの、銀行の画一的なサービス内容や投信や保険販売の説明不足や行員の知識不足など筆者の指摘していた問題点はあまり改善されていないだろう。
この本は、銀行員にとっては読んでいて耳が痛い。
ただ、世間一般の批判や俗に言われている「銀行員の常識は世間の非常識」を代弁しているようなものであり、この批判を糧に、よりより業務改善や経営改革、そして行員一人一人が変革してく一歩が大事なのだと思う。
また、銀行員以外が読んでも、業界特有のシガラミというものが、どの業界にも多少なりとも存在すると思う。
銀行はそのシガラミが大きいだけで、他の業界にも少なからず存在するのだ。
だからこそ、日本人の一人一人がそういった、シガラミを打ち破り、新しい日本を作っていく必要があるとも感じだ。
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- 感想投稿日 : 2012年7月15日
- 本棚登録日 : 2012年3月20日
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