幸せはいつもちょっと先にある: 期待と妄想の心理学

  • 早川書房 (2007年2月1日発売)
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本棚登録 : 381
感想 : 30
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未来をある程度予測する方法はあるのか。この問いに対して、答えを知っても怒らないでほしい、とは序論での作者の言葉だが、最終章の結論に至るまでの説明で、十分納得はできた。
ヒトの意思決定は自分が思っている以上に合理的でないことを行動経済学の研究結果は明らかにしているが、本書はそれを別の側面から裏付けしているように感じた。
他人の幸福を勝手に想像して哀れんだり羨む我々の行動がいかに滑稽な振る舞いであるか。突き放すような物言いも含まれているが、その指摘には読者誰しも多少の思い当たることがあると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学ぶ
感想投稿日 : 2021年10月25日
読了日 : 2021年10月23日
本棚登録日 : 2021年10月23日

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