今をときめく脱原発派三人による本書は原発の内包する問題を要領良くまとめてくれている。脱原発が決まった様に表現はいいささか危うさを感じるものの、三人三様の心情の吐露はよく分かる。脱原発へ具体的な道筋が未だ見えていない今、原発すいしんはは今後も手を替え品を替えレトリックを駆使してくるであろう。それに抗するため本書の知識は必要だが書決して十分ではない。省エネルギー型の社会への第一歩を踏み出すための鏑矢といったところか。読んでみてください。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
原子力災害
- 感想投稿日 : 2012年9月2日
- 読了日 : 2012年9月2日
- 本棚登録日 : 2012年9月2日
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