独女日記

著者 :
  • 幻冬舎 (2011年10月6日発売)
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本棚登録 : 106
感想 : 13
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トシをとるとはこういうことだったのか、の話ではなるほどなと納得してしまい、歳をとることがたのしみになった。
愛犬の為のレギンス1万3000円を買うか買わまいかで悩む姿に笑ってしまい、終いに掛け捨ての保険を解約した払戻金がちょうど振り込まれたところなのでこれをレギンス代にあてよう。とうきうきと買いに走る姿に、深く共感して、わかる!と唸った。
多くの人が楽しみや喜びとするものを自分も同じように感じることができないと、地団駄を踏みたくなるほどくやしい思いを抱くところに共感しつつ、意地汚い人間と評することに笑ってしまう。
孤独死を禍福は糾える縄のごとしと評した下りでは思っていたことをずばり言語化してくれて感動した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月23日
読了日 : 2023年3月23日
本棚登録日 : 2023年3月23日

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