論文捏造 (中公新書ラクレ 226)

著者 :
  • 中央公論新社 (2006年9月1日発売)
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ノーベル賞という存在が裏目に出るとこのような捏造が生まれてしまう。またノーベル賞だけでなくベル研究所のような企業に運営されているところだと科学以外のプレッシャーや圧力がかかり、研究者の純粋な科学への追求が出来ない構造となり得る。
このように大きなことでは無いかもしれないけれど、このようなことは研究者だけでなく、一般の会社勤めしている人にもあてはまるのではないだろうか。自分の成果を認めてもらいたい、また、みんなにカッコよく見せたい、そんな一心から、ついいろんなことを着飾ってしまうことも、一つの捏造では無いだろうか。ましてやSNSで良いところでアップして公開することも同じ心理だろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月29日
読了日 : 2021年4月28日
本棚登録日 : 2021年4月28日

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