坂本龍馬と高杉晋作 「幕末志士の実像」と虚像 (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版 (2020年11月13日発売)
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幕末の英雄である2人の足跡を探る本。数々の歴史小説やドラマなどの影響で彼らの人物像が作られているが、果たして実際はどうだったのかを各種資料や時代背景から追いかけている。

本当のところはわからない、故に歴史物の面白さもあり、見る立場からの見方の違いもいろんな解釈を生む。本書では残された資料に対しても「贋作である可能性」や、後の世に創作されたであろう部分を客観的に分析することに努めている。創作は、祭り上げた人達の都合によって創られたものもある。第二次大戦期の軍部にも利用されている。

それにしても、第二次大戦が終わって価値観がひっくり返ってしまっても彼らの英雄譚が語られ続けるのは、やはり彼らが時代の変革の中で果たした役割は大きかったということだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年1月21日
読了日 : 2023年1月21日
本棚登録日 : 2023年1月21日

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