嘔吐

  • 人文書院 (1994年11月1日発売)
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本棚登録 : 968
感想 : 69
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220ページくらいまで星4つ。ああ、これは、と思ったのだけど。

終盤のアニーと独学者のくだりが残念に思えた。独学者の分かりにくい。なぜ。それと性的描写を入れられると大方の場合、違和感があって、好めない。

実存について。最後の最後で分からなくなった(と言うのか、アニーのところで落ちたと思って、その後復活したかと思えそうになったら「自然」と描写されるものが出てきてげんなりし、さらに追い討ちで独学者でがっかりして読む気力が無くなったせいか)。
理解が追いついていないためかと思われるが(あの「自然」の意味するものは何だったのか。描写が呼び起こすビジュアルがそれこそ吐気のするもので考えたくない)、また後年になって読んだら違うのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年8月22日
読了日 : 2021年8月22日
本棚登録日 : 2021年8月21日

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