氏の手になる新書ガイド新書を読んで、それを参考に次々手に取った経験もあり、その発信は楽しみ。でも意外に、上木する書は少ないイメージで、それは少し残念。そして本書。扱われる内容もストライクで、これは読まないとということで、入手・読了。勉強になったというのは言うまでもないけど、読み物として面白かったのが素晴らしい。理解語彙と使用語彙についても触れられているけど、大いに納得。大人が使用語彙を増やすためには、それなりの努力が必要。で、その対象となる語彙をピックアップしてみたら、えらい量になってしまった。でも一つずつ確実にものにしていきたいので、覚えとして列挙しておく。
上木 嘉(よみ)する 衒学(pedantry) 死友・管鮑の交わり・莫逆の友 久闊を叙する ゆくりなく・はしなくも 私淑(私かに淑しとする) 薫陶、陶冶 鼎立、鼎談(三者による) 和語において「匂う」がもともと視覚的イメージを表す 耳食(耳で聞いて味を判断) 陋巷(ちまた) 糟粕を嘗める 肯う(うけがう) くちい(腹がいっぱい) とめゆく(尋め行く) 徐に(ゆっくりと、徐々に) 愁眉を開く(顰めた眉を戻す) 蓋し(強い確信) 白兵(武器の総称)、短兵急(だしぬけ) 失笑(吹き出してしまう) 冷笑主義:シニシズム、シニカルな姿勢 莞爾:
にこにこ笑み せきあえず(塞き敢えず) 畢竟:結局のところ 間然する所がない:非難すべき欠点が無い 取意:意図を変えずにまとめる、引用する 贅言:無駄な言葉、贅する:余計な事を言う 容喙(喙を容れる):差し出口
- 感想投稿日 : 2023年4月27日
- 読了日 : 2023年4月26日
- 本棚登録日 : 2023年4月26日
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