大乗仏教―ブッダの教えはどこへ向かうのか (NHK出版新書 572)

著者 :
  • NHK出版 (2019年1月10日発売)
4.22
  • (19)
  • (18)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 168
感想 : 17
4

●大乗仏教は、本来の釈迦の教えとは異なる別個の宗教である。釈迦の仏教では出家修行を最重要視している。自分自身が拠り所。
●真の安楽とは、悟りを開いて涅槃に到達することを指します。生きることは苦しみなので、六道輪廻から抜け出すことは最上の安楽。
●大乗仏教は、外部の人を救いの拠り所と考えた。
●昔から伝わっているお経には書かれていないけれども、論理的に正しければそれは釈迦の教えと考えてよいのではないか、と主張する人が現れる。
●お釈迦様も六道輪廻を繰り返してブッダなった。という事は途中でウサギになったりしているはずである。ウサギは出家ができない、にもかかわらずブッダになるということは、出家をしなくても良いと言うふうに考えられないのか?
●般若経は、私たちは既にブッダに会って、将来ブッダになる誓いを立てるいる。だから菩薩なんだ。誰もが実践可能な宗教にするためアイデアをひねり出した答えが「空」の概念だった。
●般若心経は、呪文?耳なし芳一

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宗教思想哲学天皇
感想投稿日 : 2019年7月17日
読了日 : 2019年7月18日
本棚登録日 : 2019年2月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする