テレビが伝えない国際ニュースの真相 バイオ・サイバー戦争と米英の逆襲 (SB新書)

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  • SBクリエイティブ (2020年11月6日発売)
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●前回の歴史的大転換は1980年代前後。アメリカのカーター民主党政権に世界を指導する力がなかったため、反米勢力が一気に攻勢に出た。中東ではイラン革命で親米政権が崩壊し、イスラム過激派勢力が各国で台頭した。ソ連がアフガニスタンに侵攻しインド洋方面への進出を図った。
●その後レーガン政権が、ソ連では改革のゴルバチョフ政権が発足。そして東欧諸国の自由化、ドイツ統一、天安門事件、そしてソ連崩壊へと。
●WHOテドロスはエチオピア。債務額はGDPの約60%それがほとんど中国からの投資。
●北イタリアのアパレル産業には中国人がたくさん働いている。北イタリアからヨーロッパにコロナが広がっていったのは中国人の往来が多かったから。
●中国海軍の実力が、日本の海上自衛隊の能力を凌駕し、尖閣諸島を4日で占領できると分析しています。もちろん米軍の介入がなければの話。
●鄧小平は、党内融和の為、上海閥と共青団から交互に国家主席を出すと言うルールを決めました。上海閥の江沢民から胡錦濤次は上海閥のはずでした。ところが対立がエスカレートして、どっちつかずの習近平が選ばれた。それぞれの派閥の大物たちを葬り独裁者へ。
●2014年雨傘運動。行政長官は共産党推薦者しか立候補できない!?
2019年に逃亡犯条例。2020年に香港国家安全維持法の施行。これで一国一制度への変更となる。
●中国には、人民武装警察(武警)と言う内乱を鎮圧するための治安部隊が存在します。人民解放軍兵士を削減し、武警に振り向けました。今は解放軍より大きな組織で、四六時中街中をパトロールしています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 地理国際情勢旅行
感想投稿日 : 2021年7月14日
読了日 : 2021年7月14日
本棚登録日 : 2021年2月12日

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