心を動かすプレゼンの技術 人前で話すのが苦手なあなたへ (角川oneテーマ21 C 190)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102484
感想・レビュー・書評
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「分かりやすい説明」に関する多くの著作で知られる著者が、プレゼンのテクニックと心構えについて解説している本です。プレゼンの作成と発表において注意するべき点などが整理されており、明日からすぐに活用できるテクニックとして役立つ本です。
多少不満に感じたのは、具体例が断片的だということでしょうか。また、プレゼン全体の流れをどのように設計するのかということについても、工夫するべき点があるような気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プレゼンで失敗する全パターンの共通点:聴講者が困っている状態への想像力の欠如
お持ち帰りメッセージを与えること。
話すことではなく、届けることを意識せよ。
抑揚=急発進、急停止、急ハンドルせよ。アナウンサーダメ
棒立ちだと棒読みになりやすい。活発なジェスチャーが抑揚を与える。
体を動かせば眠気は取れるが、話の最中は聴衆は体を動かせないので、代わりに頭を動かせる。
スライドの文字は「書く」より「描く」意識で。 -
要するに、とことん相手の立場に立ち、お客様をもてなす気持ちでプレゼンをする。
伝えたいことをばーって話すんじゃダメ。
今度のプレゼンに使いたいことばかりだった。
やっとバイブルその一発見だー -
当たり前だが忘れがちで、もう一度思い出す必要のあることを述べている。伝えるというのは、発信するだけでなくて、相手に受信されてはじめて伝わったことになる。
聴講者を意識する、「助け舟」を出すことで情報の洪水から救う、時間に見あう「お持ち帰り」を与える、時間厳守、3分で2枚、ホワイト・ボードに書いて説明したいものをスライド化、聴講者に主役の座を分け与える、「完璧な論理」だけでは説得に不十分、聴講者が欲しがるもの=根拠を与える。
失敗を恐れるからこそ、不安を除くために、しっかり準備する。 -
[ 内容 ]
なぜ、あなたのプレゼンテーションは相手に伝わらないのか?
「聴講者に振りかかる迷惑」という観点を逆方向から観察し、様々な改善策を提案。
“プレゼンの神様”が教える実践的メソッド。
[ 目次 ]
第1章 成功するプレゼンとは何か?(巷に溢れる駄目なプレゼン;プレゼンの三つの基本要素)
第2章 伝える技術(概観を先に与える;視覚情報を与える ほか)
第3章 プレゼンの話術(発声の留意点;「脳の入口」対策 ほか)
第4章 スライド作成のコツ(スライドのメリット;文字表示 ほか)
第5章 説得する技術(論理力;構成力 ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
第1章 成功するプレゼンとは何か?
1.巷に溢れる駄目なプレゼン/2.プレゼンの三つの基本要素
第2章 伝える技術
1.概観を先に与える/2.視覚情報を与える/3.聴講者に「届ける」意識を持つ/4.適量を守る/5.「まとめ」を与える
第3章 プレゼンの話術
1.発声の留意点/2.「脳の入口」対策/3.抑揚こそ全て/4.眠らせない話術/5.芸人に学べ/6.主役の座を分け与えよ/7.好感を与える話術/8.時間厳守の話術
第4章 スライド作成のコツ
1.スライドのメリット/2.文字表示/3.図解表示/4.パソコン作業
第5章 説得する技術
1.論理力/2.構成力/3.比喩力/4.事例力
プレゼン成功のためのチェックリスト
例えば法人を対象とした商品のプレゼンを行うときには、各ユーザー毎にプレゼン資料を分けた方がよいのであろうか?
効率を考えれば、大きなターゲット層を念頭において上記の方法にのっとった1つのプレゼンを作成すべきではないか。
また、商品力が乏しいときにはどうすべきか?
独特の切り口で良い点を探し、上記方法に則ったプレゼンを実行すべきだろう。
如何にしてキーマンの脳にメッセージを届け、訴えかけるようにするか考えていきたい。 -
わかりやすい説明の技術~実践編のような内容です。プレゼンの細かな技術(パワポの使い方など)ではなく、心構えやテンポ、周囲への配慮について書かれており、あらためて考えさせられことが多かったです。今後ますますプレゼンは大事なスキルとなる中で入門書的役割の本です。
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事実を主張の証拠にし、論理を強化する。証拠集めをしっかりやる。
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仕事柄プレゼンの機会は多い。ふと手にとって読んだ本だったが、プレゼン技術の当を得ていて、とても参考になった。これからのプレゼンの機会に活かしていきたい。実際自分のスライドは多すぎる感じがしていた。著者は3分に2枚というペースのスライドを見せればよいという。時間の調整はどうにでもなるとのこと。あんまり多すぎると確かに情報過多になり、何を伝えたかったのかぼけてくる。数日後にまたプレゼンがあるが、もう一度スライドを見直してみたい。聴衆者に問いかける、聴衆者が主役となるような配慮をするということも参考になった。