TUGBOATの岡さんの自伝的小説。
これは、吉田の物語なのか。岡さんの物語なのか。
吉田として読み進めるが、岡さんの人生は面白いなと思う。自分を中心に考えて動いてるんだが、憎みきれない存在。子どもの頃にやってたイタズラを「それ、アートだよ」と言われた時に気付いたんだけど(←これは僕の話)、イタズラってスゴくクリエイティブだと思う。イタズラ好きだった吉田も最後はクリエイターになるけど、やっぱ繋がってんだ。傲慢とも表現されてるけど、きっと誰しも生きる上では傲慢なんだよ。父や同僚、友人、かつての女性との関係も描かれてて単純に小説として読んでも読み応えあると思う。
広告業界のことも詳しく書かれてて勉強になる。廃刊になるまで、密かに愛読してた広告批評が懐かしい。TUGBOATのCM大好きだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年7月1日
- 読了日 : 2014年6月30日
- 本棚登録日 : 2014年6月30日
みんなの感想をみる