ヒット・ガール (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション (2014年4月23日発売)
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感想 : 3
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キュート&バイオレンスな、あの無敵の殺し屋ガールが帰ってきた!! アメリカンコミック界に一大旋風を巻き起こした、あの『キックアス』続編コミックがついに登場!
100通りの殺しの方法を持つ少女“ヒットガール"ごとミンディ・マクレディは、父の“ビッグダディ"亡き後、母と養父の下で、“普通の女の子"として学校に通っていた。
だが、“普通の女の子"として振る舞うことが、これ以上ない過酷な試練だと知ったヒットガールは、キックアスとある契約を結ぶことに。彼女がキックアスに戦闘技術を教える代わりに、彼は“普通の女の子"のしての振る舞いを彼女に教えるのだ。
だが、その影で新たなマフィアのボスの影が彼らに迫っており……?
2014年2月公開、映画『キックアス・ ジャスティス・フォーエバー』原作コミックの1冊。
「ヒットガール」は「キックアス・ジャスティス・フォーエバー」の原作の1つだが、映画と少し内容が異なる部分がありマーク・ミラー独特の毒気とユーモアたっぷりで、そこに注目です。
ヒットガールがキックアスに戦闘技術を教えるシーンで、「優れたヒーローはシャレたジョークと共に窓をぶち破るもの」というセオリーから何度も窓から飛び込む練習をさせたり(首をすくめて頭を保護するのがコツ)、敵の本拠地に殴り込んだ時のキメ台詞(ナックルサンドイッチを喰らいたいヤツは、どいつだ!)を考えるなどのシーンがアメコミヒーローの上手いパロディになっているし、レッドミストが部下に裏切られて強盗に失敗し国外退去になって自称忍者の道場で修行したもののトレーニング代をぼったくられてしまう(バットマン・ビギンズよろしく青い蓮の花を山の頂上から持ち帰ったり)などレッドミストのボンクラっぷりに拍車がかかっているし、ヒットガールがマーカスを守るためにたった1人でラルフィー一家を全滅させる過激なバイオレンスは、映画でもやって欲しかったと思わせるような面白さがてんこ盛りでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月17日
読了日 : 2022年12月17日
本棚登録日 : 2022年12月17日

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