一人の魔女が、実験のために男女の赤ん坊を育てます。男の子には夜を見せず知らせず、彼は昼と太陽の光しか知りません。女の子には月の明かりすらない夜の闇とランプの灯りだけを与え、彼女は昼も太陽も月すら知りません。
二人はあるとき出会い、同時に少年は闇と月を、少女は太陽と昼、それぞれの未知のものへ恐怖を覚えます。不自然さを抱え、大きく欠けた二人の対比と不思議なリアルさを持ったお話です。
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カテゴリ:
しょうせつ
- 感想投稿日 : 2005年4月17日
- 本棚登録日 : 2005年4月17日
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