第23回江戸川乱歩賞受賞作品
梶龍雄「透明な季節」
藤本泉「時をきざむ潮」
の2作を収録。
「透明な季節」は、
戦時中の中学校を舞台にしており
学園ミステリー・青春ミステリーとして
読むことができるだろうと思う。
人物造形はしっかりしていて
特徴だっているので、学校内の
教官・教師と生徒との間の関係性や
同級生とのやりとり・関係は
読んでいて飽きさせないし、
戦時中の中の学校生活の有り様は
興味深く読める。
ただ、ミステリーとしては際立ったものはないし
戦時中を舞台にした小説という舞台設定を
面白く読める人でないと、厳しいかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー・ホラー
- 感想投稿日 : 2016年12月24日
- 読了日 : 2016年12月24日
- 本棚登録日 : 2016年12月24日
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