世の中には「メーカー」と「プレイヤー」がいると思う。たとえば、作曲家と歌手、とか。
我々サラリーマンなんかは、先人が作ったパターンを回していく「プレイヤー」だと思うのだが、この本の著書・松岡さんは結局「プレイヤー」ではなく「メーカー」だったのだろう。
何かをメイクしたくて「メーカー」になるヒトもいれば、「プレイヤー」をやらされるのがイヤで「メーカー」を志望するヒトもいるだろう。
彼は自分がメイクしたい「何か」がなにかをよく分からないまま、「プレイヤー」嫌さのままに「メーカー」になった。但し、自分にメイクの才能(創造性)があることは自覚していたのだろう。
そして、手探りしながら自分のメイクすべきもの、メイクできるものにたどり着いたような気がする。
「メーカー」になること、つまり「起業」することの光と影をリアルに綴った一冊。
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カテゴリ:
人生を考える。
- 感想投稿日 : 2009年5月6日
- 本棚登録日 : 2009年5月6日
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