タイツくん 哀愁のジャパニーズドリーム

  • 大和書房 (2009年5月8日発売)
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感想 : 3
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世の中には「メーカー」と「プレイヤー」がいると思う。たとえば、作曲家と歌手、とか。

我々サラリーマンなんかは、先人が作ったパターンを回していく「プレイヤー」だと思うのだが、この本の著書・松岡さんは結局「プレイヤー」ではなく「メーカー」だったのだろう。

何かをメイクしたくて「メーカー」になるヒトもいれば、「プレイヤー」をやらされるのがイヤで「メーカー」を志望するヒトもいるだろう。

彼は自分がメイクしたい「何か」がなにかをよく分からないまま、「プレイヤー」嫌さのままに「メーカー」になった。但し、自分にメイクの才能(創造性)があることは自覚していたのだろう。
そして、手探りしながら自分のメイクすべきもの、メイクできるものにたどり着いたような気がする。

「メーカー」になること、つまり「起業」することの光と影をリアルに綴った一冊。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 人生を考える。
感想投稿日 : 2009年5月6日
本棚登録日 : 2009年5月6日

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